初心者にもわかる!歌舞伎のチケットの買い方を伝授します!

B!




日本の伝統芸能でもある歌舞伎。
そんな歌舞伎を日本人であるからには一回は観に行きたいけど、どうやってチケットを入手すればいいのかわからない…。

そんな方って多いと思います。

今回はそんな方向けにチケットの買い方と初心者の方でも楽しめる席のおすすめ場所をご紹介します。

歌舞伎のチケットの具体的な買い方

歌舞伎を観るためにチケットを買うのには、様々な方法があります。
あらかじめ予定を立てて行ける場合もあれば、思い立って「今日行きたい!」
という方にも向けて、前売りと当日に分けてご説明していきます。

基本的には歌舞伎座公演は毎月あるもので、歌舞伎座の正式ホームページより公演スケジュールを確認して、それに合わせて購入時期が変わってくるので注意しましょう。

前売り券

前売り券を購入するには大きく分けて3つの手段があります。

・インターネット
・電話
・劇場窓口

です。

インターネットであれば各コンビニのチケット販売サービスを利用することができます。

またイープラスやチケットぴあなどでも購入可能です。
電話での予約は「チケットホン松竹」で行います。
前日までに電話をして予約する必要があります。

チケットの受け取りは、有料ですが宅配サービスを利用する、セブンイレブンで発行手数料108円(1枚あたり)を支払い受け取る、あるいは劇場窓口で直接受け取るか、以上のいずれかになります。
劇場窓口で直接チケットを買うのが簡単でわかりやすいのですが、一般販売よりも2日ほど遅れての販売スタートとなるので、人気の歌舞伎公演であればチケットが完売する可能性も出てきます。

その場合はやはりインターネットか電話でのチケット入手がよさそうです。

当日券

大抵の席は前売りで販売されるので、当日になると観ることのできる席はどうしても限られてしまいます。「一幕見席」という歌舞伎座の4階にある席であれば当日でもチケットを取ることができます。

舞台からはどうしても離れてしまうのでオペラグラスの持参は欠かせませんが、「一幕見席」を利用することのメリットとして、自分の好きな幕だけを観て席を立つことができます。

幕見席の案内が歌舞伎公式サイトより確認できるので、観たい幕を決めて、発売時刻より早めにチケット販売窓口へ直接買いに行きましょう。

人気の幕であれば最悪買うことができない場合もあります。また注意したいのは、原則並んでいる人の分しか購入ができないので、後から誰かと合流するのでまとめて購入しておきたいという方はお気をつけください。

また「一幕見席」だけでなく、他の1等席など前売りで販売されているような席でも、席数に余裕があれば当日に購入することができます。

しかし、ここは確約されたものではないので、いい席で確実にゆっくり観たいというのであれば、あらかじめ日程を決めておき前売り券を購入することをおすすめします。

値段の相場ってどのくらい?

席によって値段の相場は変わってきます。

当日でも観ることのできる「一幕見席」であれば一幕1000円から2000円ほどと映画と大差なく気軽に観ることができます。
しかし、他の席だと一番リーズナブルな3階B席でも4,000円ほど。

その他の席の相場価格としては1等で18,000円、2等で14,000円、3階A席6,000円、1階桟敷席20,000円となっています。
桟敷席とは、1階にある席なのですが掘りごたつのようになっている特別席のことをいいます。

この値段相場は、歌舞伎座か国立劇場かなど劇場によって多少変わってきますが、基本的には大差はありません。

歌舞伎はつまらない?理由は興味がないから?
2018.10.25
歌舞伎は、一般の 劇と違いどくどくの雰囲気がある作品となってます。 歌舞伎に関して興味がない方にとっては、つまらないと感じる方もいらっしゃるかと思います。歌舞伎に関していろいろと紹介をします。場所によ...
歌舞伎観劇のマナーとは?服装、食事、掛け声のタイミングとは?
2018.10.26
歌舞伎を観にいこうと誘われたけれど、 何だか敷居が高く感じる、、、 観劇マナーもよく知らないし、、、 と躊躇している人がいれば勿体無いことです。 そもそも歌舞伎は古くから庶民の娯楽として発展してきたも...

初心者はどこの席がおすすめ?

初めて歌舞伎座を観るのなら、いい席を取ってどっぶりその世界観を楽しむのもありですが、まずはリーズナブルな3階B席を取って楽しむのがおすすめです。

一度行けば歌舞伎座の雰囲気がわかるので、そこから次の公演でさらにいい席にしていけばいいでしょう。
もしくは長時間楽しんでいられるのか自信がない、少しだけでいいから観てみたい方には「一幕見席」が断然おすすめです。

気になる幕だけを観られる上に、値段も映画を観るのと同等の料金で楽しめるので、あまり構えすぎずに楽しむことができます。

あまり構えすぎずに日本伝統「歌舞伎」の世界を楽しもう

以上、歌舞伎を観るためのチケットの買い方や初心者でも楽しめる歌舞伎の席をご紹介してきました。

歌舞伎というと、なぜか高価でセレブな人しか楽しめないのかななんて観に行くハードルがあがってしまいますが、公演は一年中やっていて、思い立った時に観に行くことができます。
またここでご紹介してきたようにチケットの入手も思っているほど困難ではありません。

歌舞伎の公演自体も自然界に存在する風や雨の音もその場で役者さんたちが音楽を奏で、声を鳴らして楽しませてくれるので、初心者の方もぜひ楽しんでみてください。





最新の記事はこちらから