日本の伝統芸能、歌舞伎。最近、歌舞伎が改めて注目され、歌舞伎を観に行ってみたいという人も増えていますよね。
歌舞伎は世襲制といわれていて、なかなか一般の人が歌舞伎役者になるのは簡単ではないといわれていたりしますが、そんな歌舞伎役者さんはお芝居をすることでどれくらいの給料や年収を得ているのでしょうか。
そこで、歌舞伎役者の給料や年収についてご紹介してみたいと思います。
歌舞伎役者の給料や年収について
歌舞伎役者は舞台で見栄を切ったりしていてとても華やかなイメージがありますよね。
そんな歌舞伎役者の方の給料や年収はどのようになっているのでしょうか。
歌舞伎役者はいわゆる自由業の職なのでどこかの企業に直接雇われているというわけでもありません。
舞台の出演料が1舞台でいくらという形で支給されるといわれています。
この点は芸能界のタレントさんたちと同じといえます。そして、歌舞伎役者の収入は家柄や立場、年齢や人気などによって様々だといわれていて、収入源は歌舞伎への出演料がベースになっていると言えます。
そして、上位クラスの歌舞伎役者の方だと、人気も知名度もあり、歌舞伎の枠を超えてテレビドラマやバラエティなどに出演することもあります。
そのため、その出演料やCMなどに出演した時の契約料などを得られるということもあり、かなりまとまった額の年収を得られるといわれたりしています。そのような点で、人気商売で、タレントの方と年収の仕組みについては同じといえます。
また、一流の歌舞伎役者方の場合、贔屓の方からの援助などもあるといえ、それも収入源と言えるのではないでしょうか。
このように、歌舞伎役者の方でよく知られた役者さんだと歌舞伎の舞台への出演料やテレビ出演やCM出演などの収入、ご贔屓さんからのサポートなどの収入源があるといえますよね。
例えば、成田屋の屋号で知られる一流の歌舞伎役者、市川海老蔵さんは年収で1億円を超えているなどといわれたりしています。
月収約2000万円で年収2億円くらいという時期もあったといわれています。
また、松本幸四郎さんも1億円くらいといわれ、坂東玉三郎さんや中村勘三郎さん、片岡仁左衛門さんなどは4000~9000万円といわれたりしています。
そして、片岡愛之助さんはテレビドラマなどにもご出演されていました。
片岡さんは藤原のりかさんと結婚された歌舞伎役者さんです。
ここ最近、歌舞伎以外での活躍の場も増えていますので年収もそれだけ多くなっていると考えられたりしているのです。
このような上位クラスの給料を得ている歌舞伎役者さんの他にも、並みの役者さんも多くいます。
そんな役者さんたちはどれくらいの給料を得ているのでしょうか。
歌舞伎役者の平均給料は一月あたり大体39万円くらいで、年代による違いはあまりないといわれています。20代の役者さんも40代の役者さんも年収630万円くらいだといわれ、普通くらいだそうです。そのため、一流の歌舞伎役者さんと並みの歌舞伎役者さんには年収という点では大きな違いがあるといえます。
しかし、一方、舞台などで活躍されている歌舞伎役者さんは日本の伝統芸能を継承するという重い責任もあって、舞台をつつがなく勤められるように健康管理などには細心の注意を払われているのです。
さらに、観にくるお客さんに喜んでもらえるように舞台を務めるという責任や、そのようなお客様にファンでいてもらうための自身を高めるための努力なども必要とされているのです。
そのような意味で、自身の行動に責任をもったり、品のある行動をしたり、一流のものを知る目を養うなど、必要とされるもののレベルは高く、それにこたえ続けていくという責任も必要です。
そのため、気軽な気持ちで芸の道を行くことはできないといえ、深い鍛練とたくさんの努力、忍耐など、得ている収入に見合った価値観を身につけていく必要があるといえます。
そのため、外面だけでなく内面も必要とされる厳しい仕事であるということは間違いはないといえます。
しかし、歌舞伎役者は舞台をつとめ、観客の人たちに喜んでもらい、そのことで役者としての喜びや充実感を得ることができたり、芸を通して大切な日本人の価値観を発信していくことができるといったやりがいのあるとてもすばらしい仕事です。また、芸を後世に伝えていくという文化的にもとても重要な意義のある仕事です。
まとめ
歌舞伎役者は舞台をつとめることで観に来たお客さんに喜んでもらい、そのことで遣り甲斐や充実感を得られるというとてもすばらしい職業です。
そんな歌舞伎役者の方の収入源には舞台への出演料や贔屓さんからの支援、テレビやCMなどの出演料などがあるといわれています。
また、歌舞伎役者の給料は並みの役者さんと上位クラスの役者さんとでは違いがあるといわれていて、一流の人気役者になると1億円は超えるといわれたりしています。
そのため、歌舞伎役者の収入は高額というイメージがあるといえます。